自傷行為によるリストカット跡・根性焼きの傷跡で辛い日々を思い出したり、引け目を感じたりしてませんか?
人の目が気になったり傷跡を隠して生活しているなど、昔付けてしまったリストカット跡や根性焼きの傷跡で悩んでいる方は、たくさんいらっしゃいます。
リストカットの傷跡について
傷というのは、創部が閉じてから一か月あたりが一番赤く、腫れがある状態です。
これが「未成熟瘢痕」と言われ、まだ皮膚には赤みや硬さが残っている状態です。
傷の治癒後、半年から一年くらいまで、時間の経過とともに少しずつ赤みや硬さが取れ、やがて肌の色に近い白くて柔らかい「成熟瘢痕」へ変化していきます。
しかし、傷が塞がったばかりの未成熟瘢痕は、まだ皮膚が落ち着いていないので、この時期に何らかの刺激を与えてしまうと、傷跡はなかなか良くならないどころか、場合によっては炎症を起こして「ケロイド」や「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」のような目立つ傷跡になってしまったり、色素沈着を起こしたりするケースもあります。
ケロイドや肥厚性瘢痕は、傷跡の皮膚が赤く盛り上がってしまうもので、特に良く動かす関節部や、強い緊張がかかる部位などに発生しやすいです。
そのため、未成熟瘢痕の時期は、皮膚の状態が落ち着くまで、さまざまな刺激から傷跡を大事に守ってあげることがとても重要になります。適切なケアを行い、未成熟瘢痕をできるだけ早く成熟瘢痕の状態に変化させることができれば、最終的に残る傷跡も目立ちにくく、白いきれいな状態つまり「成熟瘢痕」となります。
そのためパールスキン療法にるリストカットの傷跡の消す施術はこの『成熟瘢痕』の時期に行います
パールスキン療法は当院独自の治療法です。
高濃度乳酸の「ラクトピール」と、ニキビやニキビ跡の改善に効果が期待できる「ダーマペン4」、2つの美容施術を組み合わせ同時に行う治療方法です。
これをリストカットの傷跡を消すのに応用します。
2つを組み合わせることで、より高い肌の再生効果や美肌効果が得られるといわれ、元々ニキビ跡の治療として「内側から光が溢れるパールのような輝きと、ツヤのある肌へ」という意味で、この名前がつけられました。
まずは、ラクトピールとダーマペン4の特徴について紹介します。
高濃度乳酸のラクトピール(特許取得の商品)
高濃度乳酸のラクトピールは施術専用のピーリング薬剤を、肌にマッサージするようにしながら浸透させていく治療です。
薬剤の浸透によってコラーゲンの増生を促し、肌のハリや弾力を高めていきます。
ニキビはもちろん、肌のキメの乱れや、たるみによる毛穴目立ち、毛穴のざらつきなどの改善にも効果的です。
また、薬剤はメラニン生成を抑制する働きもあるため、メラニンが原因となるシミやくすみの改善も期待できるでしょう。
ダーマペン4
ダーマペン4は、髪の毛よりも細い超極細針を使って、肌に微細な穴を開け、あえて傷つけることで、肌の自然治癒力を高めます。
肌が回復する過程で、コラーゲンの生成が促進されます。
美肌に欠かせないコラーゲンが生成されることで、より活発に肌の回復が行われるようになります。ダーマペン4は、ニキビ跡やクレーター、小じわ、毛穴の開きなどの肌トラブル以外にも、肌質の改善やエイジングケア効果なども期待できる美肌治療です。
*治療リスク、副作用等について一般的な治療リスクとして、炎症後色素沈着、色素脱失、内出血、腫れなどがあります。
また患者さんによってはそれらが過敏に発生し遷延する場合、肥厚性瘢痕、ケロイド化が生じる場合も考えられます。
参考:パールスキンのページへ