埋没法(二重の手術)を受けて、その後、数年たってから、急に、目がゴロゴロする、チクチクする、痛い、涙が止まらない、充血するといった症状が現れる患者さんが増えています。

このような患者さんが、手術を受けたクリニックへ行っても、まったく問題ないので少し様子を見ましょうと言われる場合がほとんどです。また、眼科に行っても、二重埋没法を知らないため、点眼薬を処方されるだけです。

しかし、ほとんどの場合、二重埋没で用いた糸が劣化して切れるか、結び目がほどけるかして、瞼の裏側の眼球側に糸がに飛び出しているが原因です。なのでその埋没した糸を除去しなければ症状は改善しません。

ミリ切開法(埋没糸抜去術)による除去

埋没糸抜去術とは、二重のラインが希望の感じと違って気に入らない、ラインを変更したい、結び目が目立って気になる、目のゴロゴロとした異物感が気になるなどの場合に、瞼に糸1カ所につき2~4mmほど切開して埋め込んだ糸(埋没糸)を取り除く手術です。

傷は数ミリなので、そのまま縫合することなく終了です。*4ミリほど切った場合は1針縫合しますが1~2週間ほどで自然に脱落します。

埋没法を受けた後の悩み

  • 幅が広過ぎる。
  • 二重のラインが気にいらない。
  • 糸の結び目が、凸っと、めだつ。
  • 左右差が大きい
  • 糸がほどけた。
  • 眼がゴロゴロして痛い。